活動レポート

起業の鉄則研究会

 平成 25 年12月 14 日(土) 14 時から大阪駅前第一ビル 11 階神戸大学学友会大阪凌霜クラブにて講師ともで 19名が参加し、本年度第9回目(通算105回目)の起業の鉄則研究会を開催。参加者は、不動産業経営者、ネットでのマッチング事業支援家、カラーコーディネーター、飲料事業者、経営コンサルタント、易学者、税理士、生命保険会社員をはじめ多彩な業種の経営者などが集まって、聞いたことがない視点からの講義に熱心に聞き入った。
 講義終了後も、ビジネスモデルについてなど参加者から活発な質問が行われた研究会となった。

【第1 部】 「家族の絆のバトンタッチを手伝う相続支援事業~友人の相続手続きの感動が原点~ 」
 講師: 相続手続支援センター 西日本本部代表 株式会社ブレーントラスト 代表取締役 米田 貴虎 氏
・父を亡くしたばかりの友人から相続手続きを手伝ってくれと頼まれ、1年半かかってやり遂 げた。その際、急に家族が亡くなった方が相続手続きをいきなりするとどうなるのか?と想 い、相続の仕事で開業しようと思いつき、当時の会社に辞表を出した。
・相続業務を通じて、いただいた感謝の手紙は手書きのものばかりで、2522通になった。これだけは、2度と同じものをいただけない宝物。天災時でもこれだけは、真っ先に守りたい。
・相続でもめるのは、年間1万4000件ほどある。テレビドラマと違って、お金持ちが争うこ とはめったにない。うち、86%が相続金額5000万円以下のケース。具体的には、現金が残 らず、家だけが残ったケースがほとんど。今住む家を売るのかどうかでもめている。
・経験上、相続でもめない家庭が共通して実践していることがある。まず、家系図があって、家族で先祖のお墓参りをしているところ。
・日本人の平均寿命、男79歳、女82歳。これを当社では30000日の法則としている。人生の 日数は、30000日(365日×82歳≒30000日)。だから、30000日-(現在の年齢×365)≒残りの人生。これをいかに楽しく充実して生きていくかを見つめてほしい、と語っている。
・1年に数回しか会えない、祖父祖母。30000日の法則を基準にすると、あと何回会えるのか?
・人の最期に携わって感じることは、人生の最後の5年間が充実しているかがとても重要。

【第2 部】 「相続大増税時代になった今、みなさんの相続は大丈夫でしょうか?
~相続対策の「現状」と「矛盾」を交えながら、「有効」をお伝えします~」
 講師: プルデンシャル生命保険株式会社 船越 武英 氏
・保険は勧められるモノではなく、相続を受けられる方のより良い人生のために活用するもの ・相続対策のポイントは、遺産分割協議と納税資金準備
・生命保険の購買意欲をそぐ3要素:保険で損する、失敗する、だまされる そういうことがないように、活動している。
・生命保険の活用法としては、保険金を相続税支払いときの現金を準備するために活用する。
・相続対策事例紹介
・これからの相続対策は、チーム制で対応(弁護士、税理士、保険、不動産、信託銀行など)
・道徳無き経済は罪悪であり、経済無き道徳は寝言である。
 終了後、近くのビアホール「キリンケラーヤマト」にて食事会と歓談がもたれた。この懇親会では、中小企業者が直面する経営課題、最近の悩み、Facebookの活用法など率直に意見交換。流行の手法をどう活用していくかなど今後の指針のヒントを得ることも多い。 次回は1月11日(土)に神戸会場にて開催予定。

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