活動レポート

夏のビッグイベント2009

 NBK兵庫ブロックでは、兵庫県下団体連携事業「夏のビッグイベント」に2004年から継続して参画している。本年は9月1日にホテルオークラ神戸において開催された。プログラムは、第1部は各参加団体が分科会セミナーを同時並行で開催、第2部が堀場雅夫氏による基調講演、第3部が兵庫県知事も出席しての懇親会という構成で行われた。
 NBKは、第1部において兵庫工業会と共催し、神戸ベンチャー研究会の運営協力のもと、シンポジウム「兵庫が育むアントレプレナーシップ」を実施した。最初に「関西経済の現状・展望と活性化施策について」のプレゼンを近畿経済産業局産業部創業・経営支援課長の福崎文伸氏にお願いし、続いてパネルディスカッション「注目!4人のアントレプレナー from兵庫」が行われた。
 コーディネーターは、NBK会員で神戸ベンチャー研究会副代表世話人である松本茂樹氏が務め、パネリストは多様な業種から次の4名が登場した。
(1)純粋の神戸牛に徹したレストラン網を経営。最高級神戸牛を一頭単位で落札購入し、多様な業態の自店網で無駄なくメニューに活かすことで事業を成功させている、株式会社「吉祥」代表取締役 赤木清美氏。
(2)「コミュニティホテル」という独自の概念で、地域社会に貢献するホテル事業を拡大している株式会社ホロニック代表取締役 長田一郎氏。
(3)大型重要構造物に光ファイバーを神経網のごとく張り巡らせ、金属疲労や亀裂を非破壊計測するシステムの実用化を進めているニューブレクス株式会社代表取締役 岸田欣増氏。
(4)独自のインクジェット印刷機を開発し、印刷が難しいと思われていた対象物に高品質の印刷を行うことに成功して異業種との幅広いコラボレーションを進めている、株式会社エイ・アイ・シー代表取締役 竹本公士氏。
 パネルディスカッションでは、ベンチャー経営者のアントレプレナーシップ(起業家精神)に照準を合わせ、彼らを育んできた地元兵庫のビジネス風土を明らかにすることを意図した。兵庫は震災復興とあいまって行政や関係団体が起業支援に熱心であり、各社ともそれを享受していることが報告された。
 さらに、懇親会では、若い女性に大人気の神戸発ブランド「Chesty」のミニファッションショーが行われ注目を集めた。これはNBKが提案し県の起業支援の成功例として披露したものである。

0901 夏のビッグイベント
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