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お知らせ

年頭のごあいさつ

一般社団法人関西ニュービジネス協議会 会長 小松 範行

小松写真.jpg 2020年の新春を迎え、謹んでお慶びを申し上げます。また、当協議会の活動に対しご理解とご支援を頂き心より御礼申し上げます。

2019年は平成から新たな時代、令和となり私自身も時代の流れを強く意識する一年となりました。米中対立の深刻化、低金利下で高まる金融リスクなど世界経済の先行きは不透明感が強く、また、日本経済の屋台骨である中小企業・小規模事業者は、経営者の高齢化や人手不足といった構造変化に直面しています。AIやIoT、センサー、ロボット、ビックデータといった第4次産業革命がもたらす技術革新が、私たちの生活や経済、社会を加速度的、画期的に変えようとしている今、関西経済の更なる発展のためには、技術開発、海外展開、新たなビジネスへのチャレンジ、若手人材の育成が必要不可欠となります。そして、脱・自前主義により、あらゆる分野間での協業を加速させ真のオープンイノベーションを進展させなければなりません。

東京オリンピック・パラリンピック、関西では2021年にはワールドマスターズゲームズ、2025年の大阪万博と、日本、そして関西のプレゼンスを世界に示す絶好のチャンスの時代を迎えています。単なるイベントとしてとらえるのではなく、若手やベンチャー企業などの積極的な活用など、既成概念に縛られない取り組みで「産業の力」「地域の力」「人の力」を集め、利益を未来に投資することが次の新しい価値を生み出すことに繋がります。

関西ニュービジネス協議会では、本年も『若い起業家の育成』『ベンチャー企業の支援』『会員のニュービジネス創出促進』を軸に、関西経済の活性化、チャレンジ精神にあふれる地域経済づくりに貢献して参ります。

『若い起業家の育成』は、学校、自治体と連携した「起業家教育プログラム~16歳からの起業塾」の実施により、自分の中の可能性に気づき、未来に夢や希望を描いて、実現していく力を持った「次代の担い手となる若者」の人材育成に取り組みます。

『ベンチャー企業の支援』においては、「NBKニュービジネスアワード」や「Connect!In Kobe」の実施を通してビジネスアイデアを発表する場を提供することで、大企業、ベンチャー、ベンチャーキャピタリスト、起業家予備軍の、連携、協業を促進し「オープンイノベーションの実現」「ベンチャーの創出」に取り組みます。

『会員のニュービジネス創出促進』では、「NBKフェスタ」や「日本ニュービジネス協議会連合会(JNB)との連携」を通じ、近畿2府5県を活動エリアとする広域経済団体としてのスケールメリットを最大限活用し、会員企業間の連携、会員間の情報交流、会員企業への情報提供を行うことにより、ビジネスチャンスの拡大、ニュービジネス創出の可能性を探り、活動の意義を感じることのできる団体として事業を進めて参ります。

「新たな夢と希望にあふれたチャレンジ精神あふれる関西」創出のため、本年はこれらの取組に全力をあげ、関西経済の更なる活性化を目指します。関西ニュービジネス協議会への御理解と御協力をお願いするとともに、皆様の御多幸と御健勝を祈念いたしまして、新年の御挨拶とさせていただきます。
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