未来のチカラ育成委員会では、「出前講義『16歳からの起業塾』」を実施しています。
「人を幸せにしたい」「自分の夢を形にしたい」そのために「起業」を選択する若者は既に世界中にたくさんいます。
この講義は高校生にもわかりやすく、未来の「起業」に必要な考え方や発想方法をゲーム感覚でお伝えするものです。
12月2日(火)、初めての開催となる東百舌鳥中学校において、3年生約270名の生徒の参加により「経営者講演会」を実施いたしました。
内容は下記のとおり。

●講演者自己紹介
講師の池端氏は、25年以上にわたり複数の事業を展開してきた起業家です。
アロマテラピー事業を中心に、環境関連会社の設立、通信関連事業、香りを活用した職場環境改善サービスなど、 多岐にわたるビジネスを展開。さらに、フランスをはじめとしたヨーロッパでの海外事業経験も持ち、 国際的な視点も備えておられます。

●困難と克服のストーリー
シングルマザーとして子育てと事業運営を両立。
父の急逝により28億円の負債を相続。
心身の不調により歩行すら困難となる状態を経験し、香りの力を活用し克服。
この体験談により、学生に「逆境に向き合う勇気」の重要性が伝わりました。

●成功への転換点と思考法
困難を乗り越える過程で、不動産事業への参入が再起のきっかけとなり、借金返済を実現。
また、従来の積み上げ式ではなく、将来の理想状態から現在の行動を逆算する「バックキャスティング思考」を 採用することで、事業再構築を進め、再出発を果たしました。

●スポーツ経験からの学び
講師は中学時代に陸上競技でオリンピック選手を目指し、厳しいトレーニングを積んだ経験を持ちます。
13人のチームのうち2人が実際にオリンピックへ出場するほどの環境の中で学んだ教訓として、 以下の点が紹介されました。
「明るく元気に挨拶する」ことが、人間関係や信頼構築の基礎になる。
下級生の世話や日々の態度が周囲からの評価に直結する。
応援してもらえる人になるためには、日常の小さな行動こそ大切。

●学生へのメッセージ
将来の選択肢として「起業もある」こと。
自分を信じ、困難に対して逃げずに向き合う姿勢を身につけてほしいと。
明るく元気な態度で、豊かな人間関係を築いてほしい。

終了後、生徒からたくさんの質問があり、今後の開催を希望する声もあがりました。