活動レポート

未来のチカラ育成委員会 出前講義『16歳からの起業塾』

未来のチカラ育成委員会では3月7日(木)、「出前講義『16歳からの起業塾』」を和歌山県立粉河高校において実施いたしました。
「人を幸せにしたい」「自分の夢を形にしたい」そのために「起業」を選択する若者は既に世界中にたくさんいます。 この授業は高校生にもわかりやすく、未来の「起業」に必要な考え方や発想方法をゲーム感覚でお伝えするものです。
内容は下記のとおり。今回の講師は角濱理事。

1)はじめに
講師である私は高野山でごま豆腐を製造販売する会社を経営しています。最近では、レストラン事業や、バームクーヘンや精進ラーメンの製造販売など、新しい事業にもチャレンジしています。
また、私は「関西ニュービジネス協議会」という団体にも所属しています。「関西ニュービジネス協議会」の大きな事業として この「出前講義」と「ビジネスプランコンテストの開催」があります。 ビジネスプランコンテストでは、高校生も対象としており、昨年は大阪ビジネスフロンティア高校の生徒がグランプリを獲得しました。 昨年、和歌山からのエントリーはなかったので、是非君たちにも応募していただきたいと思います。

2)変化はチャンス
ITの発達により時代は劇的に進化しています。 伊能忠敬の日本地図のグーグルアース、PCとApple Vision Pro、ニューラリンク の"脳チップ埋め込み成功"を例に具体的に"進化"を説明しました。 今はまさに変化の時代、 今までのあたりまえがあたりまでなくなる日が、もうやってきています。 今まであったものがなくなるということは、新しい「モノ」「サービス」が生まれるということであり、 まさに変化はチャンスの時代なのです。

3)起業家が持っているもの
変化のときこそチャンスだと思うことが起業家マインド。 また、成功している起業家は、みんな「夢」を持っていて、それを叶えています。 2024年に紙幣のデザインが一新され、新しい1万円札の顔となる「渋沢栄一」。 17歳の時に"武士になる"という"夢"を実現させ、 その後、パリ万博で世界経済の発展を目のあたりにし、 日本経済を豊かにして、みんなを幸せにしたい、と考えました。 そして、生涯で約500の企業の設立や経営に関与し、現在の経済に大きな役割を果たしました。 ビジネスは人の役に立つものです。このこととと「変化はチャンス」ということ、 この2つでビジネスプランを作っていただきたいと思います。

4)「アイデア発想術」
世の中にはモノがあふれていますが、「アイデア発想術」を使うことにより、まだまだ新しいモノを生み出すことができます。
○「逆転の発想術」
・「バーモントカレー」、「クーリッシュ」を例に説明しました。
○「足し算引き算の発想術」
・「機能性表示食品」、「チューナーレステレビ」、「Light Phone II」を例に説明しました。
○「掛け算の発想術」
12枚のカードを使って、「掛け算の術」を体験してもらいました。 グループで意見を出しながらカードを2枚、3枚と掛け合わせてビジネスアイデアを発想していく、 既成概念のない高校生の視点ならではのビジネスのアイデアがどんどん生まれました。

5)最後に
すごくいいアイデアがたくさん出ました。是非、 11月のビジネスプランコンテストにも挑戦してください。
頭のやわらかい皆さんにはたくさんの可能性があります。この授業をきっかけに、人の役に立てる商品のアイデアをどんどん作っていたっていただきたいと思います。 粉河.png
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