活動レポート

関西NBCベトナム産業視察

関西NBCベトナム産業視察に参加して
2024年3月
つなぐ・つながる委員会 委員長 津和 邦明

ベトナムに行くまでは、発展途上国で街は綺麗ではなく治安が悪い、というイメージを持っていました。また、現在は成長著しく今後も発展していく国だと聞いていましたが、内心では日本の方が魅力があるだろう、ベトナムの人のほとんどは日本に稼ぎに来るのだろうな、と思いながらハノイの視察に参加しました。 実際現地に行ってみて、街は整備されていないところもまだまだ多かったですが、建物は高くて綺麗でした。まず、若者が多く、働くことに対して意欲的だな、と感じました。 送り出し機関を訪問した際、日本で働くため、短期間で日本語を習得するために、過酷な環境に身を置いて努力されているのを知り、驚きと感謝でいっぱいでした。朝から晩まで日本文化を学んでいる姿を見ることが出来て、本当に勉強になりました。
冒頭に書きましたが、ベトナムの人たちは日本に稼ぎに来るのが普通だと思っていましたが、今はベトナム内で働く人、英語圏に行く人、ドイツ・韓国・台湾などに出稼ぎに行く人、という分布になってきていることが、今回の視察でよくわかりました。ベトナムの人が日本に来るのが当たり前だと考えるのは、改めないといけないと思いました。 少子高齢化が深刻化する日本では、労働力の確保を目指した外国人受け入れが進んでいます。しかし外国人の間で、日本を敬遠する傾向がでてきているのではないでしょうか。 外国人が日本に来て、何を学ぶのか、何をするのか、そこが重要になってくるのではないかと思います。
どうすれば外国人労働者を確保できるのか、日本でどのような仕事をしてもらうべきなのか、ゆっくり考えるいい機会となりました。 この視察で感じ、得たことが、参加者の皆様の雇用問題解決のきっかけとなり、立派な成功例を作られることを期待しています。
最後に、ハノイ各地で受け入れをいただきました関係各位、参加いただいた会員の皆様に厚くお礼申し上げます。
IMG_0952.JPG
ページTOPへ戻る