活動レポート

未来のチカラ育成委員会 出前講義『16歳からの起業塾』

未来のチカラ育成委員会では3月13日(月)、「出前講義『16歳からの起業塾』」を和歌山県立粉河高校において1年生を対象に実施いたしました。
「人を幸せにしたい」「自分の夢を形にしたい」そのために「起業」を選択する若者は既に世界中にたくさんいます。 この授業は高校生にもわかりやすく、未来の「起業」に必要な考え方や発想方法をゲーム感覚でお伝えするものです。
今回は、和歌山県那賀振興局から職員の方が見学に来られた他、テレビ和歌山の取材も受けました。
内容は下記のとおり。

1)はじめに
「今日の授業は高校卒業後に起業して欲しいという授業ではありません。高校3年生になって、またはもう少し後になって、 それぞれ進路を考える時、「就職」か「進学」だけではなく「起業家」という進路があることで 皆さんの将来の選択肢が少しでも増えるといいとな、という思いで授業をします。」との講師の言葉から講義が始まった。
まず、2日前の読売新聞に掲載された「近畿大学農学部の学生がコロナ禍に起業したラーメン店のリニューアルオープン」の記事を紹介。 なぜ、いち学生の起業が新聞に載ったのか? 今の時代は、若い人であっても頑張って行動している人を応援してくれる時代、チャンスの時代。 そんな時代に君たちは社会に出ていくということを知って欲しい。

2)変化はチャンス
コロナ前は、この起業家教育プログラムにおいて「もしドラえもんのどこでもドアが開発されたら、なくなる職業は?」と いう問いを受講生にしていた。 新型コロナウイルスの影響で、どこでもドアが開発されなくても無くなる企業や職業が 現実として出てくる時代になった。 今までのあたりまえがあたりまでなくなる日が、もうやってきている。 今まであったものがなくなるということは、新しい「モノ」「サービス」が生まれるということであり、 まさに変化はチャンスの時代なのである。 変化の時代に新しく生まれる(生まれようとする)「モノ」「サービス」の実例として Google の"Google Glass"を紹介した。 シンギュラリティ―の時代では、AIの発達により想像できないようなスピードで社会変化が起きている。 この変化のときこそチャンスだと思うことが起業家マインド。

3)起業の実例 ~こんな起業もあったのか~
①「好きなことで起業する」
サッカー選手本田圭佑氏のサッカースクール事業の実例を紹介。
②「社内で起業する」
・ロート製薬の社内ベンチャー制度により「廃棄プラスチックから生まれたサングラス」で起業された長岡里奈氏の実例を紹介。
・ユニクロが2001年に取組んだ野菜販売で大きな損失を出した、現GU社長の大失敗からの成功の事例を紹介。 "失敗を恐れずに挑戦しよう"という大人の話に簡単に騙されてはいけない。何の努力もせずした失敗はただの失敗。 一生懸命取り組んだ失敗は、必ず誰かが見ていてくれる。そんな失敗をしながら成長して欲しい。失敗にも価値がある。
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