活動レポート

未来のチカラ育成委員会 出前講義「16歳からの起業塾」

未来のチカラ育成委員会では12月9日(金)、大阪府立大手前高校の選択制の集中セミナーにおいて 「起業家教育プログラム~16歳からの起業塾」を実施しました。
今回は、独立行政法人中小基盤整備機構からの見学もありました。
内容は下記のとおり。 

1)"ちょっといいアイデア"で起業し、儲けたお金を世の中が良くなるように使う。 前澤友作氏が月旅行のメンバーをTwitterを通じて発表したことを取り上げ、 前澤氏とイーロンマスク氏という2人の起業家を紹介した。 成功した起業家は"ちょっといいアイデア"を実現することで起業し、儲けたお金を世の中が良くなるために使う。

2)渋沢栄一氏
2024年に紙幣のデザインが一新され、新しい1万円札の顔となる「渋沢栄一」 。
17歳の時に"武士になる"という志をたて実現させ、その後商業の重要性に気づき生涯で 約500の企業の設立や経営に関与し現在の経済に大きな役割を果たした。 "志"は起業家にとって最も重要な事柄のひとつである。 渋沢栄一は、江戸時代末期の劇的な変化の時代にたまたま生まれた起業家。 新型コロナウイルス等の影響で、今までのあたりまえがあたりまでなくなる日がもうやってきている。 そんな変化の時代にたまたま高校生として過ごしている君たちは、めちゃくちゃツイている。 "変化をチャンス!"だととらえることが起業家マインド。

3)【起業の実例】
「好きなことで起業する」サッカー選手本田圭佑氏のサッカースクール事業の実例を紹介。
「地域を活かして起業する」 徳島県上勝町の葉っぱ事業の実例を紹介。
「価値の違いで起業する」 17歳の高校生が考えたレシート買取ビジネス"ONE"の実例を紹介。
「社内で起業する」 ユニクロが2001年に取組んだ野菜販売で大きな損失を出した、現GU社長の大失敗からの 成功。失敗にも価値がある。

4)グループワーク ディスカウントショップで1500円、プロショップで3000円で売っている同じサッカーボールを5000円で売る戦略は?
・有名選手と写真が撮れるサービスをつける、・健康グッズとして老人に売る、自分だけの特別なデザインにする等の 意見が各グループから発表された。
誰のどんな用事に着目して戦略を立てたかが重要である。
機能的な価値(ニーズ)、情緒的な価値(用事)の違いに着目することがポイント、との解説のあと、 実際の企業(スポーツゼビオ)の取組を実例として紹介した。

最後に、グリコの江崎利一氏の名言「2×2=5」を紹介、 普段の生活からあと少しの努力が出来るかできないかで、その後の結果は大きく変わる。 君たちは間違いなく変化の時代、チャンスの時代にいる。 日頃からプラス1のことができると将来への道が広がり成功が近づく、と締めくくった。
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