活動レポート

未来のチカラ育成委員会 出前講義「16歳からの起業塾」

未来のチカラ育成委員会では、「起業家教育プログラム『16歳からの起業塾』」を10月5日(水)、神戸星城高校において実施いたしました。
「人を幸せにしたい」「自分の夢を形にしたい」そのために「起業」を選択する若者は既に世界中にたくさんいます。この授業は高校生にもわかりやすく、未来の「起業」に必要な考え方や発想方法をゲーム感覚でお伝えするものです。 今年度神戸星城高校において年間を通してで行っているプログラム。
今回は関西NBC副会長 (株)八戸ノ里ドライビングスクール代表取締役社長 谷岡 樹氏を講師に、起業家講演会をおこないました。
概要は下記のとおり。

テーマ 経営者講演会 「君たちが旅に出る理由」
目 的 これから向き合うことになる激動の社会で生き抜くヒントを、ビジネス・仕事という視点からお伝えする

まず、講師の「将来起業してみたいですか?起業に興味がある人はいますか?」の問いかけではじまり、 これから向き合うことになる激動の社会で生き抜くヒントを、自身の経営する八戸ノ里ドライビングスクールを例にお伝えしました。

『なぜ一番にならないといけないのか』
ヒットゲームメーカー カプコンの設立者 辻本憲三氏の名言に「人が暮らしくいくなかで"必要ない"モノやサービスは 一番でないと生き残れない」とあるように、どのような分野においても一番にならないといけないのか、そして 一番であることの重要性について、説明しました。
その後、もともと谷岡氏の祖父が大阪の学校の運動場に作った「小さな」教習所 八戸ノ里ドライビングスクールが、 「大阪で一番多くの」卒業生を出すために行ったことは何か?について3つの重要なポイントをお教えしました。
(1)"逆転の発想術"・・・世の中の当たり前を逆の視点から見てみる
・湖池屋のポテトチップス、ロッテこれからの雪見だいふく、漫画アプリのピッコマの事例を紹介。
・教習所には怖い教官がいて、怒られる→八戸ノ里ドライビングスクールには鬼教官はいない、褒められる。
(2)"掛け算の術"・・・既にあるモノやサービスの良いとこを掛け合わせて新しい価値をつくる
・ダイドーの鬼滅の刃とのコラボ、日清カップヌードルの合体シリーズの事例を紹介。
・八戸ノ里ドライビングスクールでは、業界初キティーちゃんとのコラボを実現。交通違反をしないキャラクターを利用することで イメージアップ、広告効果は絶大。
(3)"バージョンアップの術"・・・既にあるモノやサービスに新しい機能や発想を付加し新しい価値をつくる。
・早川式繰出鉛筆(シャーペン)、キンチョウの蚊取り線香の事例を紹介。
・八戸ノ里ドライビングスクールでは、2階建てコースを設置した。(2倍の規模のコースにした)

『人が成長するためのたった一つの方法』
最後に、人が成長するためのたった一つの方法は"旅に出ること"である、とお話ししました。
ソフトバンクの孫正義氏の例、講師の高校時代、大学時代のクラブ活動を例に、 「旅に出る」とは実際に旅に出ることだけではなく、今の自分と違うところに身をおいたり、視点をおくことであり、 その方法として「読書」はとても重要である、お話しして締めくくりました。
谷岡氏の情熱的で興味深いお話に、高校生も熱心にメモを取りながら耳を傾けていました。 IMG-9658.JPG
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