活動レポート

第148回起業の鉄則研究会

平成 29年10月14日(土) 14 時から本年度第6回目(通算148回目)の起業の鉄則研究会を開催しました。初参加の若者たちを含め、起業志望者、ファイナンシャルプランナー、IT経営者、証券仲介者、NPO法人代表、翻訳企業者、ベンチャー支援家など24名が参加。会場は神戸市兵庫区の甲南アセット本社。

◆第1部:「アントレプレナーという生き方-宿命に生まれ 運命に挑み 使命に燃える-」

講師:株式会社洸陽電機 ファウンダー 山本吉大 氏

1993年に洸陽電機エンジニアリングを立ち上げて以降、2017年度には300億円を超える"天文学的な"売上高が視野に入った企業に...。ここまで成長できた原動力は社員のがんばりによるもの。「最も大切なものは?」と聞かれると「社員です」と答えてきている本音について話していただけました。

社員には「誰にありがとうと言ってもらいたいために働いているのかを意識してほしい」と、社是に『洸陽電機は「ありがとう」と言ってもらえる仕事をする会社です』を決定。会社が成長するためにはどうしたらいいのか?を自問自答し、「俺よりも優秀な人が集まったら会社を成長できるはず」とひらめいた。社員各々が人間的に成長できれば、会社が成長できるはず。新入社員達に必ず「これからはどんな世の中になりますか?」「10年後、20年後にもし会社を放り出されたら?」と意地悪な質問をする。「仕事ができないと生きていけない。だからたくさん仕事をまかせますよ」と、やってもらう。若者に無いのは経験だけで、経験は会社が与えることができるので、人を育てられる。若者なりにどうやりくりすれば仕事がこなせるのかと一生懸命もがいてくれるので、即戦力に育ってくれる。人間的に大きくなってもらいたいので、地震などの被災地に会社負担で、体験してきてもらう。泥だらけの被災地で作業すると、なぜこの作業が必要なのか?人の役に立つ喜び、お客様のために働くことの意義などを頭と体で感じて帰ってきてくれる。すると、こんな体験ができる会社を大好きになってくれて、人生観をでっかくしてくれている。こうした社員の成長があってこそ、天文学的な成長の原動力になっている。経営指標では「従業員1人あたりの利益」を常に意識、トヨタ自動車、キーエンスなどをランキング化して、上位ランキング入りを目標。

「大吉財団」では、「子どもボランティア支援」「災害支援」をBtoB型で行う財団をめざし、データベース化した運営体制を構築。「子供食堂」「赤ちゃんポスト」支援を決定。災害支援には「キャンピングカー」支援体制を準備して、本当に"役立つサポート"のできる運営をめざしている。年1回の成果報告会を開催してガラス張りの仕組みを整えている。参加者の皆様は、山本さんの熱意が電線状態になりました。

◆第2部:「五感を総動員!臨床美術(クリニカルアート)で右脳的センスを鍛えよう!」

アトリエリーフノート カラーコーディネーター兼臨床美術士 みやざきあゆみ 氏

景気が悪くムードが暗かった時期、相生市でアスファルトの隙間からでっかく育った生命力が、当時は全国ニュースになるほど。"明日を信じてみよう..."という元気づけてくれたのが「ど根性大根 大ちゃん.」。

相生市役所で、市長にイラストを頼まれた!のが切っ掛けで、大ちゃんのデザインを描いた。今でも相生市のマスコット(相生市ふるさと応援大使)として、愛されるロングランのイラストに。今回は、新事業の臨床美術を参加者全員で体験させていただけました。リンゴを使っての内容は、笑いあり、苦笑いありといった、ユニーク体験となりました。小林宏至塾長(NBK副会長)いわく、「今の心境が画に現れるな~」。

 今回は初参加者の方々も多く、参加者全員で30秒近況紹介を急きょ実施。いつもの小林塾長講和は、講師お二人のねぎらいの言葉で短く締めくくられました。

終了後は、近くの海鮮料理「魚盛」で懇親会を開催。懇親会では、懇親会にかけつけた常連参加者の方々も加わって、現状のビジネス状況や目標、人脈つくりなどの話題で盛況な懇親会になりました。

次回は、11月11日(土)14時から。甲南アセット本社にて開催予定。

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