活動レポート

起業の鉄則研究会

 起業の鉄則研究会(リーダー: 小林宏至常任理事) 平成25年5月11日(土)14時から甲南アセット大開ビル別館5階会議室にて講師ともで23名が参加し、本年度第2回目(通算98回目)の起業の鉄則研究会が開催された。
 今回は普段聞き慣れてはいるものの、分かったようで理解しにくい経済問題について2人の講師から非常に分かりやすく解説がなされた。

◆【第1部】 「わかるとなつとく! 経済の動きとドル/円相場の関係」
講師: 証券アナリスト: 窪田 勲氏
 フィンセント・ファン・ゴッホとヨハネス・フェルメールの絵からの不思議感、次に日本人に好かれるデザイン-白銀比(1:√2)と呼ばれるB4サイズと、世界の人に好かれるデザイン -黄金比(1:1.618)を例にとり、人を引き付けるポイントの置き方―無意識に、感覚的に感じてしまうことは、すごく大切なポイントになるとの前置きから本論に入った。
・FX(Foreign Exchange)―通貨を売買することで、収益を狙う外国為替証拠金取引
・FX取引の必要性―知識さえあれば老後でも自らのの能力で生活の糧を得る手段となり得るもので、指値注文やIF DONE等の注文の仕方がある。
・チャートの見方―ローソク足、陽線・隠線やその動きについて
・外国為替取引のマーケット-変動相場制・固定相場制や世界の外国為替取引の現状について
・外国為替を動かす要因―圧倒的に米ドルの取引が多く、為替はGDP、金理差、米国政府の動き等
・アメリカと日本のGDP、アメリカの個人消費を支える要因など
・FOMC(Federal Open Market Committee)の声明と金融政策
・日銀の金融政策決定会合
などなど証券アナリストとしての立場からの広範囲な解説がなされた。

【第2部】 「アベノミクスは本物か」
 ~ついにパンドラの箱は空けたが、果たしてアベノミクスによって 経済に与える効果は?~
 講師: 株式会社ヴィーナスアセットコミュニケーションズ* 土佐 浩史氏
 証券会社の営業マンの立場から"アベノミクス"の経済に与えるを検証 安倍晋三自民党総裁が昨年12月の衆議院選挙に向けて選挙公約として掲げた種々の経済政策、特にデフレと円高からの脱却はその効果を現わしつつあるが
・問題がなければ、世界を驚かせた量的・質的金融緩和により景気は好転するが、問題があれば日銀の国債購入は悪い円安を導き大不況に突入する。
・キーワードはプライマリーバランス(基礎的財政収支)即ち、政府会計に於いて過去の債務に関わる元利払い以外の支出と公債発行などを除いた収支、及び2年後の2%のインフレ率達成にかかるマネタリ―ベース(日本銀行券発行高+貨幣流通高+日銀当座預金)である。
そこから今後の今後のベストな資産運用について見解が述べられた。

 終了後、近くの料理屋「雄司」において、食事会と歓談の一時がもたれた。

0511起業の鉄則研究会
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