京都ブロックでは、去る６月５日(金)と同月１２日(金)の２回に分けて例会を開催した。例会では、『京都の知恵ビジネスを学ぶ』をテーマに、京都商工会議所とタイアップして、京都の先進的な企業７社の事例研究会を行った。 今回は、各社からのプレゼンテーションを受け、その内容に対する質問や意見発表を行う形で実施。京都の知恵を生かしたニュービジネスに参加会員から｢とても面白い！!｣と多くの賛同の声を聴くことができた。
　発表企業と事業内容は次のとおり。
①(株)マイファーム...管理人付きの貸し菜園業。関西だけでなく関東にも拡大中。
②(株)八代目儀兵衛...お米のギフト化で減少する米人口の拡大を狙う。
｢十二単｣ など京都らしい命名で関東にも拡大。
百貨店などでも定番商品になりつつある。
③(株)旅のお手伝い『楽々』...要介護者むけ旅行サポート業。社会派事業。
今までになかったニッチビジネスであるとともに、社会貢献度も高い。
④ (有)横山竹材店...京都の伝統工芸としての竹細工技術を不燃性建材としてリフォームし、
建材市場に打って出る企画。
⑤ 京都おぶぶ茶園合同会社...１日５０円で、日本の銘茶どころ"宇治、和束"の茶畑の
オーナーとなってもらって、銘茶を１年間提供する事業。
オーナー事業は多いが、お茶畑のオーナー事業は本邦初。
⑥(株)ヴァロール...大学発ベンチャー。高度なバイオテクノロジーによりスナゴケを人工培養し、
建物の屋根や壁面に施工し建物の保温効果(冷暖房とも)を出す。
原則として水･肥料がいらずメンテナンスフリーが売り物。
⑦(株)クエステトラ...システム開発事業。Windows版 業務タスクの管理システム『ＢＰＭ Ｓｕｉｔｅ』を持つ。
汎用ソフトだけでなく、システム分析、コンサルのソリューション事業も行う。
　なお、この中から今年度の『NBK大賞』にエントリーしていただくように働きかけていく。