活動レポート

ニュービジネスネットワーク委員会 大坂上町台地研究会

 5月21日(日)約40名が参加して、上町台地の歴史ウォークツアーが開催された。今回は歴史の集積地大阪ミナミを再発見するウォークツアーとなった。
 八代将軍吉宗が度重なる飢饉に備え創設した米蔵(難波御蔵)跡の石碑からスタートし、現在のナンバパークス(旧大阪球場跡地)に遺されたホームベースとピッチャーズ・プレートを回り、聖徳太子の時代、四天王寺創建のために造営されたという鼬(いたち)川の「くり船」発掘跡で、その川に伝わる物語を聞いた。
 その後、端龍寺(鉄眼寺)にて今回のツアーの目玉である河童と人魚、竜のミイラを拝観。続いて難波八坂神社から折口信夫の文学碑を巡ったところで昼食。午後は敷津松之宮神社(大国主神社)の「木津勘助」像から唯専寺(木津勘助の墓)、願泉寺では現在、一般公開されていない室町時代の名勝 枯山水庭園を見学し、今宮戎神社、廣田神社を巡りゴールとなった。
 我々の普段の生活・仕事の場である難波・ミナミにもこれだけ貴重な歴史遺産があり、現在もすぐ傍にあるということは驚くべきことである。ミナミの再発見により、参加者の大阪を見る目も少しは変わったようである。「歴史ある大坂を学ぶ」大変有意義な一日となった。
 エリーニ・ユネスコの方々、及び講師の西田先生には大変お世話になりました。厚くお礼申し上げます。
 今年度後半には歴史シンポジウムなどが開催される予定です。

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