活動レポート

ニュービジネスネットワーク委員会 第1回社内ベンチャー研究会

 社内ベンチャー研究会は社内ベンチャー事例及び社内ベンチャー経営者の狙い・意図・背景を取り上げることにより、関西活性化のためのベンチャー人材育成の糸口を模索するものです。この平成17年度第1回の研究会が松下電器産業(株)の社内ベンチャーであるアクティブリンク(株)の藤本弘道社長を講師にお招きし、38名が参加して4月22日NBK事務局ビル会議室に於いて開催された。平成15年6月6日に同社の社内ベンチャー制度パナソニックスピンアップファンドを用い、設立されたもので資本金は1億8千万円(松下電器産業(株)99%出資)、従業員は3名である。事業概要は、ソフトメカトロニクスに基づくパワーアシストスーツ(服のように着用し、作動時に補助するもの)の実用化を目的とし、研究段階で得た新しいテクノロジーを用いた新商品を企画提案し、企業からの受託R&Dをおこなっている。具体的には福祉、業務、娯楽といった用途向けにそれぞれの商品を企画開発し、ロイヤリティを得る。またその技術はロボット研究の最先端をいく関西の各大学と連携で研究を進めるというものである。後半の交流歓談タイムには、社員の身分での起業に関する質問や、松下電器産業(株)のOBから厳しい激励の言葉をいただくなど、大変盛り上がりのある研究会となった。

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