活動レポート

次世代人材育成委員会 出前講義「16歳からの起業塾」

次世代人材育成委員会では、「出前講義『16歳からの起業塾』」を7月15日(水)、神戸星城高校において実施いたしました。 「人を幸せにしたい」「自分の夢を形にしたい」そのために「起業」を選択する若者は既に世界中にたくさんいます。この授業は高校生にもわかりやすく、未来の「起業」に必要な考え方や発想方法をゲーム感覚でお伝えするものです。
昨年度から神戸星城高校で、特進Sコース1年生の生徒に年間6回の授業を通じて"起業家マインド""起業"についてお教えしています。
2時間目の今回は、「AI(人口知能)」について、無添くら寿司が導入したまぐろの目利き「極み熟成AIまぐろ」、自動運転技術、映画のサブスクサービス「NETFLIX」のお勧め機能等を事例として紹介し、シンギュラリティが予想され大きく変わる社会について講義。また、第1回の授業で課題提出されていた「企業調査シート」から数社を取り上げ企業理念やそれぞれの企業の特色について話し合い、次回までの課題「ビジネスの種を見つける」が出されました。

1.「シンギュラリティ」の時代 【AI】に負けない力は
既に様々な場面で活用されている【AI】について、①無添くら寿司が熟練目利きを学習した「TUNA SCOPE(ツナスコープ)」を導入した「極み熟成AIまぐろ」の販売、②コロナ禍で利用を大きく伸ばした映画・ドラマのサブスクリクションサービスのNETFLIXにおける、おススメ機能等を、活用事例として解説しました。
AIがディープラーニングを行うことで自らルールを生み出し、2045年(さらにもっと早くなると見込まれている)には、到来すると予測されている「シンギュラリティ」。受講生である高校生が社会で活躍する「シンギュラリティ」の時代に、【AI】に負けない力を持つことが大切です。『感動することを忘れず、感動を与える人間になる』という起業家マインドは、その【AI】に負けない力、そのものです。

2.企業調査シート「ビジネスの種を見つける」
1時間目の授業において提出された課題「企業調査シート」から3名の2社を取り上げて紹介。
【スターバックス】
コーヒーが好きではない生徒がスターバックスを調査しました。 
「スターバックスの本当の価値はコーヒーではなくそこにいる人々」
「環境についての取組が良い印象がある」
「グローバルな企業である」

【パナソニック】
家で使う家電はパナソニック製品が多かったので調査しました。
「昔からよく聞く企業だが、今は違う分野の事業もしている」
家電や企業のことを知らなくても「パナソニックなら...」と思わせるブランディングを確立している、という創業者 松下幸之助の経営理念も紹介しました。

3.「ビジネスの種」をみつける
次の3時間目に向けて、「ビジネスの種」である不満や困りごと、もっと便利になればいいと思うことを見つける(書き出しておく)、という課題が出されました。
次回の授業では見つけてきた不満を解消し、それがどのようにビジネスに繋がるかをディスカッションすることとしました。
ページTOPへ戻る