活動レポート

第159回起業の鉄則研究会

平成 30年10月13日(土) 14 時、フジキン様、サンパック様等のNBK会員様をはじめ、いつもご参加いただいている皆様に出席いただき、総勢23名の参加を得て、本年度第6回目(通算159回目)の起業の鉄則研究会を開催しました。会場は、神戸市兵庫区の甲南アセット本社6階。

◆第1部:「勝ち残るための戦略会計手法」
講師:FPアセットデザイン株式会社 代表取締役 粟木 隆之 氏
決算書を見れば、その会社が生まれてからの営みがわかります。ソニーをはじめ、企業を成長させてきた経営者が、必ず実践している経営分析に戦略会計があるとのこと。戦略会計とは結果しかわからない財務会計や管理会計とは異なる未来会計で、経営方針についてどんぶり勘定ではなく戦略的に取り組むことができる経営のための会計だ。ひとり当たりの生産性に着目することも大事だ。今回は決算書の例を挙げて、目標利益、目標限界利益、目標売上に着眼し、決算書を見る眼を教わった。経営状態を評価する際は自社の本当の体力、収益力、支払い能力の認識を行い、B/Sの左が頭でっかちになり、右がお尻でっかちになるようにイメージして経営の舵取りを行うこと。企業経営の本質は継続で、ご自身のお仕事の目的も継続に貢献することとお話くださった。

◆第2部:「介護は突然やってくる」
講師:元近畿大学 社会学国際社会論armish講師 小野田 隆 氏
「一笑一若、一怒一老」笑顔満開。
笑いや喜びは自然治癒力を高めます。おかしくなくても口角を上げて笑うことを習慣にすると良い。 「人は二度死ぬ」というのは仏教の教義で、意味は一度目は肉体の死であり、二度目はその人の名前を誰も言わなくなった時の死です。現代は多くの人が認知症になり人生が死んだも同然になる為、人は三度死ぬ時代と考えられます。認知症にならない為に予防の重要性、予防方法についてお話くださった。大切な頭部の五感(嗅覚・視覚・聴覚・味覚・触覚)を鍛えたり、予防体操、笑う習慣、呼吸法、意識した歩行など、費用をかけずに少し意識するだけで誰にでもできることを教わった。
現代、ゲマインシャフト(基礎社会)からゲゼルシャフト(利益社会)に変化してしており、ストレス(重圧・疲労・緊張・不安)に苛まれている。日々少しの心掛けで予防できると警鐘をならされた。

小林宏至塾長は、戦略会計は非常に便利で単純明快であるため、中小企業ではまずは勉強する必要がある。ご自身はキャッシュフロー会計を採用されているが、共通することは、税金やその他の出ていくお金をよく考え、マイナスにならないように金銭出納簿にお金がいくら残るかをよく考え、経費削減などの企業努力をする必要があると思いますとアドバイスをくださった。
また、認知症についても、高齢化社会の現代に避けては通れない問題ですから、いつまでも現役の起業家でいるためにも教わったことを毎日ひとつでも行いたいと仰った。

次回は、2018年11月10日(土)14時から。甲南アセット本社にて開催予定。
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