活動レポート

第157回起業の鉄則研究会

平成 30年7月14日(土) 14 時、大阪ベンチャー研究会から小西氏と他1名、又NBKから大賀氏に出席いただき、総勢25名の参加を得て、本年度第4回目(通算157回目)の起業の鉄則研究会を開催しました。会場は、神戸市兵庫区の甲南アセット本社6階。会の終わりにはNBK大賀氏より「夏のビッグイベント2018」のご案内をいただきました。活発な質疑応答があり、大変有意義な研究会になりました。

◆第1部:「先進安全技術を活用した事故ゼロ社会創造事業」
講師:株式会社ファーストステーション 専務取締役 三浦 雅弘 氏
昨年、米インテルが先進運転支援システムのモービルアイを1.75兆円で買収した。交通事故で最も多い原因は運転者の不注意による「追突事故」。そこに着眼し、交通事故を減らす為に「モービルアイ」を使い、事故削減ビジネスを拡大している。新車でなく、既存の車に装着できることが魅力だ。
「モービルアイ」とは、注意音を鳴らす。メールで飛ばし、言いつける機械だ。ドライブレコーダーとは異なり、未然に防ぐための装置だ。これを導入するだけで運転が改善され、追突事故防止効果が得られる。1台1万円以下で会社としての信用・安全・IRを得られる。費用は決して安いとは言えないが、一瞬の出来事で命を失ったり、他人の命を奪ってしまうリスクを考えて欲しいと三浦氏は語る。

◆第2部:「商社生活を振り返って、サンパウロ(ブラジル)訪問」
講師:元 丸紅 加藤 正芳 氏
丸紅入社後、間もなく海外転勤の辞令を受け、約21年間の海外駐在を経験。今回は愛着深い中南米、サンパウロを20年ぶりに訪問し、社会問題、風習、文化の違いを話す。ブラジルは永遠の後進国と言われているが、まるで大阪のような雰囲気の魅力溢れる国だ。以外と治安は良いが、夜は出歩かないのが常識。動物感覚で危なそうな場所には近寄らないとのこと。貧富の差があり、農地改革が未だにされていない。耕して5年経つと、耕した人の物になるという法律もあるというから驚きだ。空き家があると勝手に入って住み着くなど、日本では考えられないことばかり。かつての天然ゴムはマレーシアに取られ全滅し、現在は亜鉛、ジャガイモ、トウモロコシ、トマト等を生産している。日本から遠い国にも関わらず、海外で最大の日系コロニーがあり、人々は陽気で、人種差別を感じない、親日的な素敵な国と笑顔で話す。

小林宏至塾長は講師のお二人に改めてお礼を言われた。高度経済成長の時代に起業し、周りとは異なり、地べたを這いまわり、とにかく苦労したが、現在は未だに現役で幸せな毎日を送っている。それは小学生の頃からの"夢"を追い続けているからだ。夢を志し、一生かかって追い続けることがシアワセ。
創業する時は苦しいから犠牲がある。真夜中帰りは当たり前。疲れて帰った時には家庭の支えがあった。事業の成功には内助の功も必要と考える。決してお金儲けでない。夢にお金はついてくる。思い続けなさいと熱く語る。「私も、今はまだ5段目、残り95段を登り続けます!」

次回は、2018年9月8日(土)14時から。甲南アセット本社にて開催予定。
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