活動レポート

奈良ブロック例会

奈良ブロックでは、例会として6月26日(火)、滋賀県甲賀市信楽町の信楽焼窯元の見学を行った。近鉄奈良駅前に集合し、坂本成彦ブロック代表以下18名がバスで出発。約1時間で信楽産業展示館に到着し、歴史ある焼き物から現代の作品までじっくりと鑑賞させていただいた。信楽でどこへ行っても出会うのが、狸の焼き物。「信楽=狸」というイメージは、昭和26年、昭和天皇の信楽行幸の際、小旗を持ち沿道に延々と並んで天皇を歓迎する信楽狸が全国に報道され、定着したそうである。
 この後、信楽焼窯元の谷寛窯「芳山(ほうざん)」に行き、陶芸家の谷井芳山氏からお話を伺った。この谷寛窯の建物は、明治時代の師範学校の講堂を移築したもので、その中に工房とギャラリーがあり、ギャラリーは昔使われていた重油窯を再利用されているということであった。また、谷井芳山氏はウイスキーの樽材を燃料として焼くための穴窯築炉を作ったり、その樽灰による釉薬を研究・開発し商品化するなど研究熱心な陶芸家でもある。作品を鑑賞した後、陶芸体験をさせてもらった。初めて体験する人がほとんどで、完成した作品は最初にイメージしたものとはかなり違ったものになったようである。
 最後に、近くの近江牛料理レストランで懇親会をして解散した。

0626奈良ブロック例会
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