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マーク小(社)関西ニュービジネス協議会

NBK17年度活動報告
■人材育成委員会(代表世話人:長谷川恵一理事)
平成17年度NBKセミナー
第2回『第二創業塾』開催

 NBK経営セミナー『第二創業塾』(全5回)の第2回目を、11月29日(火)15時より開催した。  NBK常任理事の大川創業(株)大川進一郎社長による経営講話で、場所は大川社長が事業展開されているJR学研都市線住道駅前の"ポップタウン住道"の一角の教室。
 受講者全員の8名が出席し、先ずは"ポップタウン住道"のスーパー・ダイエー、ホームセンター・コーナンをキーテナントとして120店舗を擁する総合ショッピングセンターのうち、特にアミューズメント施設"JJクラブ100"を中心に見学させていただいた。
 その後、教室に戻り大川進一郎社長の講話となった。なお、JRの「学研都市線」の名づけ親は大川社長とのこと。
 三洋電機(株)勤務時には、2ドア冷蔵庫、カドニカ電池、四つ折りの電気コタツなど50種もの新製品を市場に出した猛烈社員であったが、約10年間勤務後、後継者不在の本家の呉服店を引き継ぐことになったのが事業の始まりだそうである。創業初期に始めたボーリング場経営は約30年間苦戦していたが、経営手法を変えて利益が大幅に向上したこと、スーパー・ダイエーとの契約で事業拡大を計った話、本業の呉服店の変遷、マンションの経営、更には保証人の対価としてフランスの古城を入手したこと、個人企業の継承策など盛り沢山な内容であった。失敗したことも数多く、いままでに全部で24業種を廃業したことも淡々と話された。
 また、人は金儲けをしても10年でその存在は忘れ去られてしまうが、文学や美術、音楽などの文化を残した者は100年以上記憶されるとある人から教えられ、芸術団体の理事長就任やコンサートホール設営の提案など文化面へも貢献されている。
 最後に、知恵は新しいことだけを生み出すことでなく、情報を集めて適応させることでもある。また本業の経営が順調であるとき次の事業(第二創業)を考えるべきと強調された。
 今回、多岐にわたる事業展開で得た経営のノウハウの一端を伺えたことは、大変有意義であった。

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