11月度は10日（土）、甲南アセット大開ビル別館の会議室にて18名の参加者により、関西次世代ロボット推進会議　プロジェクトオフィサー石黒 周氏を講師に招いて『ロボットテクノロジーをビジネスに活かす！』と題し、ご講演いただいた。
　石黒氏は1981年に東京大学理学部化学科を卒業後、コニカ（株）に入社。現在では国際レスキューシステム研究機構理事、大阪ロボットラボラトリーリーダー、LCA大学院大学教授などを兼務されており、「科学技術への顕著な貢献in 2006（イノベーション部門）」も受賞されております。
　講演では、現在のロボット・ビジネスの展開とその将来性について、また、今後のロボット・ビジネスが抱える問題点やハードルについてもお話し頂いた。鉄腕アトムやガンダムに代表されるアニメの世界を具現化しようと、日夜、研究に励み、技術を磨く若い技術者たち、しかし現状のこれら技術先行型の開発体制に対し、石黒氏はマーケットやニーズを重視した開発の進展を唱えている。
　最後は、自分のビジネスにロボット・テクノロジーを生かすとしたらどうするか？という設問に対し、参加者がそれぞれ発表し、盛上がった。
いつものように、交流会も盛大で、非常に楽しく、ビジネスの将来の夢をたくさん吸収できた、有意義な会であった。